天理高校3年生になると寮生活では【神】である

2021年2月19日

インターハイ予選

こんにちは土井(@takeshidoi)です。
体育会系や厳しい寮生活では3年生になると【神】と表現されることがあり、2年生は「人」、1年生は「奴隷」と表現されることがあります。
今日は天理高校3年生になり、【神】になった時の話と、どんな高校に関わらず3年生になると気を付けた方がいいと思う話。

気をつけることは結論から言うと、「怪我と女」です(笑)

天理高校3年生は寮生活では神

天理高校3年生になると柔道部(火水風)の寮では役職が振り分けられ、下記の通りにある。

  • キャプテン
  • 副キャプテン
  • 寮長
  • 副寮長
  • 主務
  • その他

この6つに役職が分かれる。
ちなみに僕は天理高校のキャプテンとなり、何か後輩が面倒なことを起こした時に叱咤激励・練習なども中心になって行い、キャプテンが前に出て話す機会などが多く、かなり面倒な仕事が多かった。

また、3年生を【神】という表現は大袈裟と感じる人がいるかもしれないが、これは寮生活では有名な話で天理に限った話では無い。
ちなみに3年生になると、スポーツが弱くても年齢が上がることで偉くなった!と勘違いして後輩に偉そうになる3年生もいたので、【神】という表現はある意味間違っていないかもしれない。
こういった上下関係の年功序列がある意味、サラリーマンになった時に感じた年功序列に似ていますね(笑)

1年生を【パシリ】に使って楽をする

基本的にどこの部活でもよく見られることだが、実力が無いと1年生の間は先輩のパシリに使われる。
今の時代コンプライアンス的には【禁止】ではあるが、先生の目に全て映っているわけでは無いため、“強豪校だからでは無く、小さな部活でも最低限の頼み事は全国どこでもあるだろう”と僕は思っているんですが、皆さんはどうですか?

しかし、3年生や上級生になるとどうしても偉い!と勘違いする学生もいるのが現実。
これは子供だけでなく、大人も同じであるため「年齢=偉い」というのは体育会系・社会人どちらにおいても疑問を覚えますけどね。

※因みに天理高校柔道部では後輩をパシリにすると見つかると3年生が怒られるため、「良くなったな」と思うことがある。

3年生になっても後輩に任せなかったこと

基本的に僕らの時代は1年生・2年生・3年生の同部屋になり、1年生が部屋の掃除を行い、3年生の洗濯物・柔道着を洗濯して、寝る前は布団を引くといったことは当たり前にあった。
しかし、僕は1年世の頃に苦労した経験から1年生に柔道や寮の掃除で苦労を掛けさせたくなかったため部屋の掃除・洗濯は全て自分でしていた。

※今はこういった厳しい伝統を変え、天理高校の柔道部寮(火水風寮)は同級生同士の部屋になり、パシリなどは禁止されているみたい。

悪い伝統は変えなければならない

僕が天理高校に所属している時にはここまで頭が回らなかったが、悪い「伝統」・無駄な「上下関係」は後輩が強くならない原因の一つになってしまう。
これに耐えられず弱くなった選手は実際に同期にもいた。
高校1年生で奈良県3位と優秀な選手だったが、高校3年生では奈良県2回戦負けのため典型的な寮生活がダメな選手のパターンですね。
もし、寮生活がつらく駄目だと思ったら「転校」という手段も正直ありなのでは?と思う。

ちなみに僕の同級生には柔道のセンスは0でしたが、ウエイトリフティングをすれば間違いなく全国ベスト8になれると言われていた選手がいました(笑)

波乱が起きる奈良県インターハイ予選

インターハイと言えば、まず各都道府県の予選からである。
よく優勝候補がこの試合で負けてしまい、全国大会に出られないことがあるため、僕の同期の話を例に読者の皆様に気を付けた方がいいのでは?といった話をします。

僕の同期にはセンスがある選手がいたが、奈良インターハイ予選の決勝で添上高校の生徒に負けてインターハイに出場できなかった。
決して添上高の選手を否定するのではないが、センスや実力的には天理の同期のほうが上だったし、いつも勝っていたのに「そのような選手が何故負けたのか?」という話をしていこうと思う。

奈良県インターハイ予選だけ同期が負けた理由

同期が負けた理由は下記の2つ

  • 大会前の怪我(膝の半月板損傷)
  • 女におぼれ、稽古量が明らかに減った

1つ目、僕の同期が負けた原因は何か?それはまず怪我。
大会の3ヶ月前に膝の半月板が少し欠けたため稽古量が減少し、通っていた治療院との相性も悪く、運が無かった。

2つ目は「女」
古今東西「女」に溺れることによって身を滅ぼすことが多いが、女ができても関係ないメリハリの付けられる選手とダメになる選手がいる。
同期は怪我と「女」に時間を使うことが増え、明らかに稽古量が減ったように感じた。

まあ、どんな理由であれ勝てる選手は勝つので、関係ないですけどね(笑)

結論をまとめると「練習量が減る=勝てない」というのがある意味正解であり、それは怪我である場合、競技に全力を掛けることができない理由【今回は偶然女だった】があるのが原因だったと思います。
根拠はありませんが、練習量が減ると自信が無くなるからでは無いかな?と思うことがあり、精神が充実していないとやはり勝てないのが勝負の世界だと経験から感じました。

「心技体」とありますが、今更ですが僕は「心」が1番重要だなと思っており、これは柔道を4歳から29歳の25年間続けて感じたことです。

最後に、勝負の世界には正解はありませんが、僕の考えも考え方の1つだなと思っていただけると幸いです。
また、この話は実話ですが、あくまでも僕の同期の話ですので参考程度にしてください。
では皆さん時間を大切に、良い1日を。