沖縄インターハイを優勝して【穴井隆将】(天理大学)監督に焼き肉に連れてってもらった話と天理大学柔道部の改革
こんにちは土井(@takeshidoi)です。
僕は天理高校3年生の時にインターハイを優勝した時に、-100kg級の日本代表だった穴井隆将先輩に焼き肉に連れて行ってもらったことが、僕にとって最高の思い出でした。
今回は焼き肉に連れて行ってもらった当時の話と、穴井隆将先輩が行った天理大学の改革についてお話しようと思います。
結論から言うと、緊張しすぎて肉の味が分からなかったんですけどね(笑)
2010年沖縄インターハイで優勝
僕は2010年の沖縄インターハイ-73kg級で優勝。
ちなみにこの時の団体戦は2回戦で国士舘と試合をし、天理高校が負けて国士舘高校はインターハイの団体戦を優勝しました。
※国士舘高校の唯一の失点は天理の同級生が国士舘高校の選手から1勝した試合のみ。
因みに僕の個人戦は結果的には優勝できましたが、準決勝で飛び十字で腕を折られそうになって、左肘内側靭帯を断裂して大変でした。
因みに、決勝の相手は三重の四日市中央工業の選手でしたが、今では僕が三重の国体選手となっています(笑)
また、対戦相手の四日市中央工業の監督であった弓矢先生は、中学の時に僕を道場までスカウトに来ていただいた先生の一人であり、道場まで来てくれたのは天理高校の先生と弓矢先生だけでした。
その二人の監督がインターハイの決勝の畳の監督席にいるって、凄くないですか?特に四日市中央工業の弓矢先生の育成力と選手を見極める目は凄い。
インターハイを優勝した夜に穴井隆将先輩からの電話
僕が優勝したその夜、知らない電話番号から電話があり、当時100kg級の代表であった穴井隆将先輩(現:天理大学監督)
「おめでとう」と言う連絡と、個人的に天理の柔道部がお世話になっている天理の焼肉「牛神」という焼肉に連れて行ってもらいました。
当時の僕にとって、穴井隆将先輩は現役の-100kg級の世界選手権の金メダリストだったので緊張しましたね。
その時のメンバーは、天理高校の1つ上の66kg級のインターハイ優勝者だった横山先輩と全日本合宿で天理に来ていた高松正裕さん(現:桐蔭学園高校監督)でした。
当時、天理高校3年生の僕は緊張しすぎて、最初は肉の味が分かりませんでしたね(笑)
ですが、穴井隆将先輩や高松正裕さんが気を使ってくれ、1つ上の先輩を呼んでイジルことで場を和ましてくれました。
話は変わりますが、現在ではそんな穴井隆将先輩が中心となって変えた天理大学は、昔の天理とは全く違います。
天理大学柔道部の謎の伝統を改革「坊主」・「学ラン」を廃止
この時の天理大学柔道部は天理大学1年生の時から天理大学3年生まで坊主。
天理大学4年生は就職活動が始まるということで髪を伸ばせるといった謎ルールがありました(笑)
また、1年生の頃は学校に行くのに「学ラン」で行くという謎ルールがあったため入学式では恥ずかしい思いをしましたが、今では穴井隆将先輩の改革により、この理不尽なルールを変えたため今では誰でも髪を伸ばせ、学ランを着る必要は無い。
僕も大学生の頃からパーマを当てたかったと、今の天理の大学生を見て羨ましいと思うことがあります。
天理大学柔道部の謎の伝統「柔道場の畳」を変更
2017年03月17日に天理の畳が変更
天理大学の畳が変わり、岩のように固い畳から綺麗な国際大会使用の畳に変更された。
この効果は大きく硬い畳によって、天理大学の畳で怪我をする学生が減った。
昔の天理の畳はイグサと呼ばれている畳を使用していたが、デメリットとして怪我をする学生が非常に多く、天理大学の柔道部に進学を望まない学生も増えた。
しかし、メリットもありイグサは足技が上手くなるらしい。
(滑るから?ではとは言われており、水を撒かないと滑りすぎて柔道にならない)
今も角に一列だけ当時の畳が残っているので、天理大学武道場に行く機会があれば是非触ってほしい。
※このイグサで初めて受け身をした時は、コンクリートの上で柔道をしているのかと思いました(笑)
天理中学校・天理高校・天理大学の合同練習会
天理には代々、悪い傾向に一つとして系列校に進学したくないという伝統があり、同じ地域の学校なのに稽古で遠慮してしまうといった姿がよく見られる。
※僕も天理大学に出稽古に行った際は接待柔道をしていた。
そういったことや確執を少しでも無くすために作った交流会だと考えられる。
ただ、稽古するのではなく大学生の技の講習などもあり気楽に稽古するような感じであるため若い高校生・中学生にとってはハードルが下がる。
天理中学生・天理高校・天理大学・天理大学OBが集まって稽古している写真。
この合同練習には天理で稽古している大野将平先輩や丸山城志郎などの豪華メンバーも参加しており、天理の中学・高校・大学の親交を深めるために行われているのだったかな?
どっちみち学生には良い経験になるので、これを企画した穴井隆将先輩はやっぱりすごい。
恥ずかしながら、僕は1度もこの合同練習に参加していないので機会があれば参加してみたいですね。
最後に僕がインターハイを優勝してから次に優勝した選手は-81kg笠原大雅でしたが、彼が優勝するまで2位ばかりで、6年ほど優勝者が出なかったので、僕の呪いかと思いました(笑)
因みに、僕も彼を焼き肉に連れて行きましたよ!
そして、その後は中野寛太が+100kg級でインターハイを優勝し、団体戦も天理高校は優勝しましたので、結果オーライでしょう!
ということで、今回はこの辺で終わります。
では皆さん時間を大切に、良い1日を。
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