阿部一二三の母校である【神港学園】へ練習に行ってきました

2022年3月18日

こんにちは土井(@takeshidoi)です。


東京2020オリンピック柔道男子66kg級日本代表内定選手決定戦で世界選手権金メダリストの丸山城志郎選手に勝利し、東京五輪-66kg級でも金メダルを獲得した阿部一二三選手の母校である神港学園に練習に行ってきました。

神港学園で練習させてもらうのは本会が初めてでは無く、筆者である土井健史が阿部一二三選手の恩師である先生の天理大学の後輩であるため、よく神港学園に練習に行きます。
行かせてもらうのはいいんですが、正直大人の僕でも神港学園の稽古は厳しい!!
なので、東京五輪金メダリストが生まれたのも納得するような質の良い稽古をしていますね!
僕も負けてられないのですが、高校生にはやはり元気では負けます。
そのため大人の柔道の技術を使って戦うという少し負けず嫌いな部分を出して戦うといったことをしてます(笑)

さて、今回はよく稽古に行かせていただく神港学園柔道部について簡単に紹介と阿部一二三選手と後輩である丸山城士郎選手の試合の感想についてお話しようと思います。
早速ですが、本題に入りましょう!

阿部一二三選手の母校である神港学園柔道部について

阿部一二三の母校である【神港学園】へ練習に行ってきました その1
上:神港学園に飾られている東京五輪金メダル垂れ幕

場所でいうと、兵庫県神戸市のめちゃくちゃ都会の坂を上ってきたところにある感じです!
そして、この坂を上りきると上にはこのような垂れ幕が!!

正直、なぜ阿部一二三選手のようなスターが生まれたのか?
一言で表すのは難しいですが、神港学園と昔から関わりのある僕が感じることは、神港学園の先生が本当に厳しく育てたからなのではないか?と思います。

僕自身、日本のトップクラスで柔道をさせていただいて思うことは「人との出会い」が選手を作っていくのだと考えている部分はあるのですが、阿部一二三選手は高校生の時からやはり【天才】としか言いようがなくて、高校生なのに大阪府警猿に稽古に行くと大人を投げ飛ばしますからね(笑)

僕ら高校生の時は大阪府警の選手なんて相手にもしてくれませんでしたからね。

さて話は神港学園の高校生に戻りますが、僕がこの神港学園の稽古は決して甘くなく、生徒たちは実践稽古の相手が先輩であろうと死に物狂いで稽古している様子が見られ、サボっている選手が逆に目立つような環境です。
まあ、その中にも「さぼりの天才!」みたいなのはきっといて、僕や先生に分かられないようにしている可能性はあります(笑)
柔道部物語で言う、“ナゴヤ”みたいな存在です(笑)

まあ、今後この学校から阿部一二三選手のような天才が生まれるのではないかな?と思っているので楽しみです!

ちなみに僕が稽古に行くと乱取り(実践稽古)では、(土井は)29歳なのに1本も休まさないように来ます・・・・【お願いします!地獄】というやつです(笑)
僕は余裕で気にせず休みますけどね!(笑)

※阿部一二三選手が在学していた時は山本先生が自ら稽古をつけ、某大学に出稽古に連れて行くと、弱い大学では大学生が嫌がるため出稽古の大学先で山本先生が乱取りすることもあったそうです。

(山本先生は天理大学在学時のレギュラーであり、講道館杯柔道全日本体重別選手権にも出場するような強い選手でした。)

祝:兵庫県代表で神港学園が全国大会出場決定!

阿部一二三の母校である【神港学園】へ練習に行ってきました その2

僕が練習を偶に行かせてもらっていたのは、2020年の行われた全国高等学校柔道選手権大会の兵庫県予選前の時期だったかな?
その時の大会成績は団体戦が惜しくも準決勝戦で神戸国際大学付属高等学校に敗れてしまいましたが、個人戦では2人優勝し、全国大会に出場しました!
この頃からちょくちょく僕は練習に行かせてもらい、高校生たちと練習をしていましたが、神港学園の高校生はかなりストイックなのでおじさんはきついんですよ(笑)
特に練習前にマクドでダブルチーズバーガーを食べた後は吐くかと思いました。

ちなみに神港学園の柔道部生徒の昨年の成績をいうと、2021年3月に開会された全国高等学校柔道選手権大会では66kg級で顕徳海利選手・73kg級で大搗弘晟が出場し、実際に全国大会3位(大搗弘晟選手)、全国大会5位(顕徳海利選手)とかなり強い!
そのリベンジとして今回の全国高等学校柔道選手権大会の予選では神戸国際にも勝って、きっちり団体戦も優勝もしているのでやはり勢いのある学校です!

団体戦の内容としては-66kg級の顕徳海利選手が代表選で自分よりも何キロも重い相手を内股でぶん投げたと聞きましたね!
やっぱり強いし、今年の全国優勝候補でしょう!

個人的には両方とも天理の先輩の学校であるのでどちらが勝っても何とも言えないですけどね(笑)

神港学園へのアクセス

阿部一二三の母校である【神港学園】へ練習に行ってきました その3
上:阿部一二三選手の東京五輪内定垂れ幕の奥の体育館に柔道場がある

駅でいうと、JR元町駅になり僕は車で行ったり、阪神線の元町駅で行ったりしていましたが、駅からは15分くらいですかね?
ちなみに周囲には可愛い服装のお嬢様学校もあるのですが、「こんにちは!」という神港学園の坊主の高校生たちがいっぱいいるので暑苦しいです(笑)
まあ、僕ももうおっさんなのでこんなこと言っている場合じゃないんですけどね(笑)
また、読者の皆さんは現役のバリバリの土井が「なぜ高校に練習に行ってるねん!サボってんのか?」となっているかもしれないのではっきり理由を話しましょう!

当時、僕が交際していた彼女が神港学園近くに住んでいたからです(笑)
まあ、こんなおちゃめな理由も僕らしくていいんじゃないですかね?

もちろんそのためこの辺の飲食店は色々行きましたが、三宮の町はまだまだ分かっていないので美味しい食事を知っている方がいれば是非SNSで連絡してほしいですね~!

東京2020オリンピック柔道男子66kg級日本代表内定選手決定戦の感想

試合内容について現役選手として感じることは個人的な感情を無しに試合の結論を言うと、「勝負に勝ったのは丸山城志郎選手だが、試合に勝っているのは阿部一二三選手だな」という感想でしたね!
柔道をしていない方にもわかりやすく解説すると、GS(延長戦に入ってから)阿部一二三選手が二本組まない、引手を取られるのを嫌がる・手首を持つといった行為が目立ちましたが、これは「指導」が入ることによって反則負けになるポイントだったんですね~

阿部一二三選手が手首・手を抑えているシーン
阿部一二三の母校である【神港学園】へ練習に行ってきました その4

おそらく海外の大会なら一瞬で「指導」が宣告され阿部一二三選手の反則負けなのですが、日本の大きい舞台の決定戦では「最後の指導は取らない」という傾向が強い。

何故かというと、一般の人は技での決着で無いと柔道のルールなんて分からないし、審判の方の心境になると昨今の誤審で騒がれる柔道界にとって「指導」による反則負けによる決着は行えないんですよね!

丸山城志郎選手が持たないというのをアピールしているシーン
阿部一二三の母校である【神港学園】へ練習に行ってきました その5

最後の指導は日本では取れないから反則「アピール」するべきでは無かった!と感じるのが、現役でいつも大きな大会で反則アピールをしているが、指導を取られて負ける僕の感想。
丸山城志郎選手が反則「アピール」したことにより、阿部一二三選手が引手(左手)を優位な所を持ちやすくなったというのがラストのシーン。

※持ちやすいというのはアピールすることによって丸山城志郎選手が右手を出すから。

ちなみに僕が個人的に応援していたのは後輩である丸山城志郎選手でしたが、ラストのシーンは後輩とかいう感情を無しにして行った解説です。
僕の解説によって、嫌な思いをした方がいればここでお詫びを申し上げます。

また、個人的には東京オリンピックでは阿部一二三選手及び阿部詩選手の活躍によって、阿部兄弟が柔道界を盛り上げてくれたことは本当に感謝と喜びでいっぱいです!!

祝:東京五輪金メダル阿部一二三選手!

阿部一二三選手と阿部詩選手の兄弟金メダルによって柔道界がほんまに盛り上がりました!ありがとうございます!
見てての感想は兄の阿部一二三選手は余裕のある優勝だったな!といった印象でした!
特に深い意味はないのですが、大きな一発というよりは安パイに優勝したな!と言いう印象ですね!
ですが、あの大舞台でそれを実行できるというのが本物のイケメン!そしてスター!
また、妹の阿部詩選手も可愛いだけじゃなく、宿敵であるフランスのプシャール選手を最後に押さえ込んで勝ったときには思わず僕もガッツポーズしそうでした!

また、阿部一二三選手の優勝後は恩師として神港学園の信川先生がよくテレビに出ていますね!
個人的には信川先生の天理大学時代にM先生のマッサージをさせられた話がめちゃくちゃ好きです(笑)
信川先生も天理大学なので僕の先輩になりますからね~

ということで長くなりましたが、阿部兄弟の金メダルを聞いて元気をもらいました!
皆さん今後も神港学園及び阿部兄弟を応援して、僕らも頑張りましょう!
それでは時間を大切に、良い1日を。