天理の後輩がラオス代表で東京五輪に出場決定!

天理の後輩がラオス代表で東京五輪に出場決定! その1

こんにちは!
柔道-73kg級、土井(@takeshidoi)です。

今回は天理大学の後輩がリオ五輪に続き、東京五輪に続き出場が決まったのでそんな後輩を紹介しようと思います。

ちなみに-60kg級の後輩というのは柔道日本代表(高藤直寿)ではなく、ラオス代表で出場が決まっている選手です!
彼は天理の後輩で、柔道に関してはめちゃくちゃ真面目です!
柔道だけですけどね!(笑)

トップの写真は二色浜海浜公園でランニングした時の写真です!
彼はランニングの疲れより、「先輩!全然女の子いない!」と真剣に言ってきたので、僕は砂浜トレーニングがきつすぎて、あの水着っぽい女の子に向かってダッシュだ!と言って走ってました(笑)
ということで冗談はこの辺で、そんな彼の柔道のお話を今回はお話していきたいと思います。

リオ五輪に続き、東京五輪に出場決定

ラオス出身のシティサン・スックパサイがリオ五輪に続き、東京五輪にも出場が決定しました!
ラオスの星といってもおかしくない程、稽古が真面目です!
なぜなら、基本的に天理で柔道のために4年も暮らすことができる外国人ってあまりいないですよ!
きつすぎるし、田舎だから(笑)
彼自身もオリンピック出場を目指して努力してきたので東京五輪も頑張ってほしいですね!

因みに天理大学には様々な外国人がトレーニングや合宿に来ることがあり、新型コロナウイルスの前はフランスのテディ・リネール選手が天理で稽古に来ていたこともありました。
また、スイス人の柔道家でもうベテランで引退している元世界選手権5位?3位だった選手も天理に来る前は弱かったが、寮生活をしたことで強くなってスイスから世界選手権の上位に上がる選手になったみたいですね!

ラオス初のIJFで初勝利をあげた選手

柔道の歴史上、ラオス代表として、IJFの国際大会で1勝を挙げたのは彼が初めてで、IJFのニュースにもなりました!
ちなみに、その後の2回戦でもロシアの世界ランキング上位の強豪選手に一本背負い投げで技ありを取って、一瞬勝つのでは?と思ったりしましたね!
その後は負けちゃいましたが柔道界の歴史に残る一勝であり、先進国で柔道が普及しておらず指導者も少ないラオスでは凄いことなんですよ?

なんせ彼は最初、ラオスで人気のスポーツであるテコンドーが習えると思って行ったら、受け身をさせられて柔道をした!と言っていましたから(笑)
こういった背景もあることから、まだラオスでは柔道は普及しておらず、柔道の指導者も不足していたり、柔道をする環境も日本のように多くは無く、海外のお金に困っているチームでは畳をまずどうやって確保するか?といった環境のクラブチームも少なくありません。
そう考えると、当たり前のように学校の授業やクラブで柔道ができる日本はどれだけ裕福なのか分かりますね。

自転車に乗りながら泣いて帰る日もあった

先進国であり、柔道の普及していないラオスから【天理とラオスの交換留学生】で来た彼は、最初は弱すぎて柔道の練習にならなかったらしく、ラオスで1番だった彼は本当に辛くて、自転車に乗って寮に帰る時に涙が出たと言っていました。
実際にそういったことは珍しくなく、初めて天理で稽古する外国人選手の中でも、実力にかけている選手は投げられすぎて落ち込んでいる選手、稽古についていけない選手も勿論います。
でも、“お酒は日本人より強い!“と言ってました(笑)

ちなみに、それを聞いた僕は、「自転車に乗って帰ってる時に可愛い子を見つけたから、日本人は可愛い!って感動して泣いたんちゃうん?」とボケをかまして、「それは違います、ホンマに辛かった。」と言われました(笑)
うん、真面目雰囲気を笑いに変えようとしたが、ラオス人の彼には関西人の僕のボケは全くウケません(笑)

コロナの影響で練習できない時期に二人で自主トレ

天理の後輩がラオス代表で東京五輪に出場決定! その2

自主トレ後の2ショット(左:土井 / 右:シティサン・スックパサイ)
堺市南区の宮山台にある、僕の出身道場である土師道場での自主トレ後の2ショット!
メニューは、阪神タイガースの藤浪晋太郎選手も走っていた多治速比売神社でトレーニング開始!

ちなみに、細かいことを言うと、藤浪晋太郎選手は地元でよく走っていたと言われるが、僕は小学生からここでダッシュさせられていたので僕の方が走っていたのではないかと思う(笑)
ちなみに自主トレメニューは下記の通り!

  • 坂ダッシュ8本
  • 120段くらいの階段ダッシュ10本
  • 打ち込み300
  • パターン打ち込み30分
  • 投げ込み50本

こんな感じだったと思います!

まあ、夜にはいつも通りアルコール合宿なので彼は自主トレしに来たのか、酒を飲みに来たのか分からない合宿でしたね!(笑)
ということで、東京五輪-60kg級は、ラオス代表の彼に期待してください!

また、試合の日程は2021年7月24日(土)~7月31日(土)となっており、彼は-60kg級なので、初日の7月24日に出場予定です!
残念ながら先日のニュースで無観客試合が決定しましたので、柔道競技を詳しく見たい方や彼の試合を見たい方はIJFの動画ページから見てください!
因みに、IJFの動画のページは誰でも無料で見れますし、安全だと思います!

正規名称は【Internatinal Judo Federetion】なのでご安心を!
日本選手と彼の活躍に期待しましょう!

それではこの辺で!
時間を大切に良い一日を!