なぜ土井健史はリフォーム業の仕事を選んだのか?

なぜ土井健史はリフォーム業の仕事を選んだのか?

こんにちは、土井(@takeshidoi73)です。


現在、柔道家を引退しリフォーム業で現場や営業をこなしながらブログやSNSを更新しているわけですが、今回はなぜリフォーム業で働こうと思ったのか?とい僕の考えや思考についてお話ししようと思います。

さて、以前Twitter

上記のように僕は理由を書きましたので、今回はこれらを紐解いて現場仕事や技術仕事についても少し知るきっかけになればいいのではないかな?なんて思います。

また、転職や就活の学生にも役に立つ内容ではないでしょうか?
では、今回は下記のテーマでお話しします!

職人、後継者不足

職人、後継者不足・・・というのは皆さんもご存知の通り、一度はTVやニュースでお聞きしたのではないでしょうか?

ITや自動化が普及し誰もガナ入りたい職業に建設現場なんてものはありませんw
というのも事実で、肉体労働が美化されない時代なんですよね。

もし、建築業界にいくとしても現場ではなく、設計、デザイン、管理に行く人が多いのですが、それでも参入障壁は高く増えているのは学校がしっかりある設計ぐらいか。

その中でも僕は現場や営業を選択しました。
理由は誰もやりたがらないし、参入障壁がめちゃくちゃ高いということ。

相変わらず僕は柔道といい、建築現場といい女の子にはモテない職業を選んでいますが、これは何かの運命ですかね?
ぜひ子供にはサッカーをして、そのあとはベンチャー企業のジャケットを着るような営業マンになってほしいw

根本的な学力の面での優位性

基本的に職人で仕事をできる人には僕は3パターンいると思っていて

  1. 根本的に賢い人
  2. 頭は悪いが同じことを何年もやり続けたことによって技術を習得した人
  3. 勉強は嫌いだが、好きなことをやってきたから上達、向上している人

うん、柔道と一緒じゃないですか!w
というよりはほとんどの仕事はこれに当てはまるので、正解というのはありませんが”2”の人は転職すると簡単に他の仕事に転職を繰り返しているようでは、苦労しますよね。

また、基本的に現場仕事は中卒や高卒が多いので学力の面では、僕は現場界の東大!的な扱いですw
なんせFラン大学卒業ですが、現場界では奇跡の大学卒ぐらいの感覚ですから。

参入障壁の高さ

皆さんは現場の職人といえばどのようなイメージでしょうか?

「職人というか土方でしょ?なんか汚い、道で歩いている人で職人の人ってなんか怖い、私生活がだらしない。」

こんなかんじでしょうか?

まあ、人によって違いますが平均的に他業種の方に比べて、全当てはまりやすいとは言えます。
そのため、大卒や優秀なエリートコースをたどった人達にするとこの道に来るのが怖いんですよね。
これが一番の参入障壁の高さとなっているので、僕にとって魅力的でした。

僕にとって天理学んだ上下関係よりも怖いものはなかったですからw

また、このエリートが簡単に入ってこないということで何が起きるか?というと、エリートの方が事務所、内装工事、リフォームの仕事を依頼するとなれば現場を知らないので、費用を抑えられるか?といった面でも相見積もりしか方法はありません。


しかし、これはどの業界にも通ずることですが、本当に良い仕事をする人たちは最低金額で仕事は基本的にありません。

人は知り合いに頼まれるといったこと以外では安すぎる仕事は時間を奪われるだけですし、意味を変えると仕事があればいい、というスタンスではないんですね。

上記のスタンスであれば一生安い日当でしか働くことができないので、こういう方を見つけるのもありですがそれでも良い職人というのは探すのが難しい。

現場を見てない人からしたら、良し悪しがわからないので後で痛い目に遭うといったことも日常茶飯事ですし、これが参入障壁の高さになっています。

ITや自動化ができない技術•仕事

僕はSNSやインフルエンサーの影響もあり、労働の仕事が機械やITの進化によって減ると考えてIT関係の方も考えましたが、タイミング的ITスキルを磨く・習得を推進するようなサービスが増えてきたのを見て、逆にITや機械でオートメイトできない仕事はないのか?と考えるようになりました。


すると技術仕事が候補になるのは必然で、中でも現場仕事というのはあらゆる職人がいることが発見になりました。
後継者不足や世間の需要などで職人は減っていますが、建築の職人にもさまざまな業種がいて、例を挙げましょう。

  • 大工
  • 設備(水道)
  • 電気
  • 左官
  • 板金(屋根)
  • 足場
  • コーキング
  • コア抜き
  • 冊子
  • ガラス
  • テント
  • サイディング
  • 荷上げ
  • 防水
  • 塗装
  • タイル
  • クロス
  • 軽天
  • ダクト
  • ガス
  • 解体
  • etc…

これだけが専門という仕事があります。
多能工化によって、職人も複数のスキルを要しますが、僕が驚いたのはコーキング屋さんといって目地や隙間にシリコン製のチューブのようなものを打って、綺麗に仕上げるだけの仕事には驚きましたw

皆さんもよくキッチンや風呂の白い目時に目がいきませんか?
これも素人よりは大工・設備の人の方が上手ですが、コーキング屋さんがすると芸術的に綺麗なんですよ。

本当に技術仕事はすごくて、僕の大工の師匠は今70歳でなお日当は20,000円を超えるので、高齢になってもまだまだ元気で働いて、社会に本当に貢献されている方だなと思います。

また、大工は本当に若い方が少なく40以上の方が基本のような気がしますし、本当に職人が減っているなと感じました。

3K(きつい、汚い、危険)は人がやりたくないという仕事

人がやりたくない仕事はどんな仕事があるのだろうか?
営業、現場といった泥臭い仕事は本当にきついし、心を病む人もいます。

しかし、一度身につけたらその技術というのは身体に染み込むもの。

特に現場仕事は普通に指を切るし、傷だらけ、泥まみれ、身体の疲労なんて当たり前でシャワーを浴びると泥だらけです。
また、昼ごはんを食べるために街を歩くと、女子高生にめちゃくちゃ汚い目で避けられたのは今も忘れられませんw

参入障壁+他の人がやりたがらないスキル

今後はこの2種の職種の需要は増加すると思いますし、もっと人が減っていくでしょう。

最後になりましたが、就職・転職を考えている方は

  1. 業界
  2. 業種
  3. 会社規模
  4. 会社の仕組み

これらで収入は変化しますので、”3”、”4”は運的要素が近いのでなんとも言えませんが、”1”と”2”だけは抑えていた方がいいと思います。

最後に僕は現場や営業と泥臭い仕事を選んだのは将来的に土俵に上げってくる選手が少ないので、ライバルがいないと思ったからです。

今思えば、柔道の現役時代には、同階級に秋本さん、中矢さん、大野将平先輩、橋本壮市さん、西山さん、粟野さん、太田さん、中村さん、途中から海老沼さんが上にいて、下からも強い選手がいて、他の国では世界代表間違いなしのような選手だらけで、ライバルだらけでした。


今ならチャンスの多い国で柔道をしていたな、なんて思ったりもしますが、今は現役時代の経験がこういった僕の思考を作ってくれて、需要と供給といったことを考えた上での選択なのかな?なんて。

今もなお、日本の柔道競技で上を目指すのは、階級によってレベルの高さやベテラン選手の台頭、金銭的な問題も含めて相変わらず厳しい戦いだなと。

こういったきつい戦いをしてきた選手はどこでどの仕事をしても柔道と同じ情熱で努力すれば結果は必ず残ると僕は思います。

最後に、教員が溢れて不景気などの影響もあり、公務員の人気がますます高くなる中で、柔道=公務員というのも難しくなってきています。

一度、柔道という枠から出てみるもの僕は何歳になってもアリかな?なんて思いますので、参考までにどうぞ!
そして、参考になってうまくいった方は僕に焼肉でも奢ってくださいw

それではこの辺で!
時間を大切に良い1日を!